…時々、晴れ雨。

グレーな私と子供たちを取り巻く日々を。

私も1人のサバイバー

前回引きこもりの子供に対し「サバイバー」と私は表現しましたが、本当は生きている人は皆、すべからず 

今を生き抜いてきたサバイバーだと思っています。


ですが私があえて彼等を「サバイバー」と言ったのは

「苦しい中から何かを選択をして、捨てると決断しなければ これからを生きて行けないと感じた」人に対して非常に当てはまる表現だなと思ったからです。

そして、私もその決断をした一人だったからです。


私は発達障がいの一つADHD(注意欠陥・多動性障害)だと思われます。

(診断を受けてはいませんが、それについてはまたの機会にお話をするとしますね。)

今までを振り返ると 私も やはり子供の頃から生きづらさを感じてきました。

時はベビーブーム真っ盛り。その頃は「発達障がい」は、殆ど世間では知られて無かったと思います。


ADHDの特性には、

忘れ物が多い。不器用、集中力に欠ける。片付けが苦手、衝動性や不用意な発言など多数ありますが これらは私の性格によるものだと母は思っているようでした。

何度言っても直らない。

人の話を聞いておらず、とぼけている子だ。

母に取って私は「何を考えているのか分からない」大変扱いにくい子供だったと思います。


ですが私も やっぱり辛かったですよ。

しつけだと言いつつ何処か 私を訝しみながら、否定される訳ですから 幼い頃から不安感とか疎外感を強く感じていました。

発達障がいの特性など知らない親に取って私の言動や態度は 他の子たちとは違っていたので

「あんたは捻くれて可愛げがない。」と口癖の様に言われていました。

その内「あぁ、どうせ私は捻くれ者ですよ。」と当てつけるような態度をわざと取っていました。 

そして更に事態は拗れて行く…悪循環のループですね。


本当は悲しかったのです。

「勝手」と思われる行動は相手に対する気遣いからによるものなのに、親には頭ごなしに叱られましたから。

なぜ、裏にある自分の考えや思いを聞いてくれないのか…といつも思っていました。


実家は自営業をしていたので、母親は特に世間体を気にしていました。

親戚たちと一緒に働く嫁の立場だったので仕方ないのでしょうが 

「それでは世間に笑われる。親が笑われる」

と言い続ける母親を私には味方とは思えませんでした。

思い返しても

「そのままのあなたでいい。あなたは素晴らしい。」そう褒めてくれる事は無かったかな。


良く言われた「やれば出来るのに」は、何故やろうとしないのか⁉️やる気がないのは怠け者と言われてるのと同じですからね。

他の人と「同じ様に」やりたくてもやれないのが発達障がいの特性なんです。


人様に迷惑をかけない「普通」を押し付ける母も、意思とは関係なくはみ出てしまう自分も嫌でした。

波風を立たせたくない親からは信用されず、私も親を信用しなくなりました。

否定され続けていると自分を嫌いになる。気持ちも荒む。

自己肯定感を持ちにくい、この状態を「二次障害」と言うのだと最近になって知りました。


思春期に差し掛かった私は 悩み抜きました。

そして「 親を諦める」と言う選択しました。

自己を守る為から自然と選んだ答えだったかもしれません。

親に期待をしない、分かって貰わなくてもいいと決めた瞬間が確かに私にはありました。


その後、親にはあまり相談をする事なく 自分の事は自分で決めてきました。学生だったので進路だけは多少しましたけど。ほぼ事後報告のみ。

(今思えば、親としても 何も立ち入らせないこんな娘しんどかったと思います。(^_^;))


バイトに明け暮れ、家にあまり居着かず反抗的な態度は続いていましたが それでも私はまだラッキーだったと思います。

周囲の友達や恋人などが

「もー。しょうがないなぁ。」と、

ちょっとダメな所そのままで、私の良さを認めてくれたのです。


そのおかげで 人に頼る事、信じる事を諦めずにいられました。

そして自分の事も「今の自分でもいいんじゃないか?」と思えるようになったのです。


その後就職し、勤務地の移動に伴い、私は一人暮らしをする事にしました。 

大人になり親との衝突は減りましたが  距離を取りたいと思ったのが正直な気持ちでした。

成長し、大人になっても親にとっては私は「 いつまでたってもダメな子」のままでしたから。


親を嫌いではありませんでした。

ただ私たちは親子だけど「適切な距離が必要な親子」だと思ったのです。

この時も 親は単に 好き勝手したいが為に、一人暮らしを選択したと思っているようでした。

引きこもりをするサバイバーが「家」を安全な基地としているように、私は「外の世界」に拠り所を求めようとしたのです。


どちらに取っても それは、それで

キツい居場所です。

自分以外の意思に強く影響され 実に不安定な基地だからです。

多分 心の拠り所=基地は本当の「自分の心」に持っている方がよっぽど安全だと言う事。


ずっと続いて行くんですよね。

あなたも、私も。きっと。

この世界をサバイブ。