…時々、晴れ雨。

グレーな私と子供たちを取り巻く日々を。

ツッコミ所満載の葬儀で父を送る。

通夜と葬式については、遺族として来て下さった方に失礼のないよう必死で務めました。


ドラマでは 泣き崩れるお母さんや その遺族みたい姿を見かけるけど、実際はゆっくり悲しむ余裕も 時間も無いもんだなぁと言うのが正直な気持ちです。


それでも近所に住む、父の兄である叔父夫妻が取りまとめて下さったので随分助かりました。

叔父は葬儀を、叔母はお寺に詳しく全く分からない私達家族に助言をしてくれたのですが大変助かった反面、しばしば面倒な縛りも。


例えば 葬儀の打ち合わせにて、葬儀会社のおまかせにすると べらぼうな金額になると聞いていたので

「絶対に言いくるめられないぞ!」と心して挑んだ訳ですが、

いかんせん 葬儀の相場が分かりません。

基本は無難な?金額なのですが 多分オプションを付けて行くと 莫大な費用がかかると言うことなんでしょうね!


葬儀会社も執拗にではありませんがが、手順通りにアレコレと勧めてきます。

しかし「あ、これはいいです。」と叔父は見事にブロックしてくれました。

そして小声で私たちに

「こういう所は高いから必要以上に頼む事はない」と耳打ちしました。

その時は助かったのですが…


弔問客にお出しする簡単な食事等なども 叔父は同じ理由で断り、その場で自分が用意すると宣言していたのですが 通夜の1時間前になって

「おーい。弔問客の寿司20人前分買ってこいや。スーパーで頼んでこればいい。」って…。


え?え!

今から⁉️だって1時間後にはお通夜始まるよ。私たち出迎えないと。

もう夕方よ?

叔父さん用意するって言ったじゃーーん。

早くに言っておいてくれたら、昨日の内に予約頼んでおいたのに!


そうでした。叔父は地元では名士として通っており 頼もしいし、面倒見も良い人ですが大層な「ケチ」なんですよね。見栄っ張りで口が滑りやすく…

そして詰めが甘い(-。-; あぁ!


唖然としてしまいましたが、迷う時間もなく私と姉で近くのスーパーに行き、助六等を買い占めました。しかも2割り引きのシール付き。

(これしかなかったんですよ〜(T ^ T)

あって本当に良かったよ!喪服で割引の寿司を大量買い。結構目立ってた。)

パックにシール跡が残らなくて本当に良かったです。


叔母は我が家と違い、熱心な信者さんで お寺に詳しい代わりに しきたりに厳しく、県外に勤める弟の会社から贈られる花に待った!をかけ始めた。(これはダメとかあるらしいので。)

すったもんだの末、戴く物には こちらの都合(宗教)なのでと お寺から許可を頂いて収まりました。

本来ならそこまで厳しくないそうなんですけどね〜。


などなど。叔父達に取りまとめて貰い、有難いのだけれど 一つ一つ 確認がいると言う、逆に気を使う自体になってしまいました。

最後に御供え物を親族で分ける作業も、多分スタッフにお任せする事だと思われるのですが 料金が発生すると思ったのか 精進落としの食事中に叔父、姉、私でする事に。

やりますよ?そりゃ やりますが 慌ただしいので 手落ちが出て、終了後になって 大量の葬式饅頭が見つかったりね〜〜 ぎゃあ。


私も 叔父さんの性格を忘れていた訳ではないんですけどね。

叔父の真骨頂は「兄としての挨拶」でした。

我が家は親戚で共同経営している家業があり、祖父が起こした会社を 叔父と父で盛り立てて大きくしてきたのです。

父を語る時、私達家族も会社の話は欠かせないと思っています。

共に苦労した叔父は尚更だったのでしょうが…


挨拶の初っぱなから 会社の名前、連呼しすぎ!

会社の年収額はいらないから!

父を労う言葉も交えつつ、会社のストーリーを語らないでくれまいか!


通夜は叔父の独壇場でした。

聞いていて

「これって会社のパーティーだっけ??」と私、錯覚しましたもん。

もっと、こう…父の人となりに触れて欲しかったと言いますか。


姉も同じ事を思っていたらしく 

「叔父さんのいかん所だよねぇ。自分の事話したがるのは治らないもんだね。」と言っておりました。

後、やっぱり「叔父さん、相変わらずお金の話好きだね(⌒-⌒; )」と。


達が子供の頃からそうでした。

人って早々変わらないもんです。


それでも 無事葬儀は終わりましたし 母もこれからも叔父夫婦に助けて貰う事でしょう。

私も、家族も、親戚の方々に感謝しています。


何より父を見送る事を思い出す時 

涙にくれる事なく

「大変だったよね〜」と

家族みんなで、 あーだ、こーだと言えるツッコミ所満載の葬儀であったのは 私達のこれからの楽しみになると思います。

 

葬儀の正解は分かりませんし、ふざけている訳でもありません。

ただ、楽しい事の好きだった父なら

「あんた達、いいかげんにせんと〜

!」と笑って許してくれそうな気がするのです。

私の父なんで。